著作・連載
「満身ソウイ工夫」の目次です。目次だけでも愉しめませんか?
①ニューヨークBP(血圧)230
②チューブマン誕生
③三途の川でクイックターン
④焦げ茶色に金文字の手帳
⑤チューブマン霧のカナダへ
⑥チューブマン「万里の長城」を行く
⑦チューゴクVSチューブマン
⑧天国から帰ってきたばかりなのに『天国の本屋』?
⑨朗読のすすめ
⑩筋肉自慢・マッスルミュージカル誕生
⑪観客参加が楽しい『ear』
⑫マッスル・ラスヴェガス公演・チューブがピンクに?
⑬こまいぬ結成「とりあえずビール」
⑭さらばマッスルミュージカル
⑮57歳で劇団を設立してしまった
⑯腹膜透析から血液透析へ・さらばチューブマン
⑰再び市民百人ミュージカル
⑱チャンスとCHANCEと品
⑲ジャカルタ下見と初の海外血液透析
⑳成田空港に跳び箱!?
「エピローグ・満身創意工夫」
僕はそんじょそこらの健常者より、体力、想像力、忍耐力では負けないと自負している。ただ、普通に生きていくことに、少しだけ不便がつきまとうだけだ。人の身体は繊細なもので、一つ臓器が壊れただけで、死んでしまうか、障がい者になってしまう。
僕の場合、うまい酒を飲んでも、五臓六腑に染み渡らない、四臓六腑である。幸い四臓六腑は元気だ。15年間四臓六腑で、健常者と肩を並べて仕事をしてきたつもりである。
この本を読んで、初めて僕という人間を知った方、今までの仕事仲間たち、お世話になった人たち、劇団のメンバー、僕は何も変わっていない、これからも良い作品を世に送り出していきたいと念じている。
海外の作品を高いお金を出して買ってくるのではなく、日本の作品を海外に輸出する、そんな僕の夢がきっとかなう日が来る。
僕と一緒に新しいエンターテインメントを創りたい、なんて感じた方、日本独自のエンターテインメントを創り上げ、世界に輸出しましょう。
満身創痍であっても創意工夫でなんとかなる。
満身創痍だからこそ自分の身体に気を遣い、創意工夫しているから脳も成長する、障がいも悪いことばかりではない。
高い志を持ち、謙虚に生きることが、僕流の生き方である。
2012年11月出版の「満身ソウイ工夫」より
「STAGE navi」は産経新聞出版より、2ヶ月に1度、時々毎月、出版されるミュージカルの情報誌です。
拙著と同じタイトルの中村龍史の「満身ソウイ工夫」を連載中です。編集長の好きに書いていいというのを鵜呑みにして、未だ、芝居 ともミュージカルとも関係のないことに触れ、怒り、自転車に振り回される自分を笑う、ちょっと不条理で前向きなコラムを書いてい ます。昨年の1月発売の12号には、北の巨匠・倉本聰さんとの対談が掲載されています。ちょっと面白いので、読んでみて下さい。
バックナンバー有るかもです。(問い合わせ先)03ー3275ー8635