インドネシア公演を終えて

成田空港のガルーダインドネシア航空カウンターの隣に「跳び箱」が置いてあるのを見た時、いよいよ本当に行くんだなと言う思いが、胸に込み上げて来た。それから7時間あまり、ジャカルタの空港で、スーツケースが流れて来るラインから「跳び箱」が出て来た時には、本当に来てしまったと言う思いなんかすっ飛んで、ひたすら可笑しかった。「跳び箱」がスーツケースと一緒に流れて来る。こんな光景見た事ない。この公演はきっと成功する。その時僕は勝手に確信しました。
今回の「筋肉伝説」は、久し振りのマッスルパフォーマンスです。中村JAPANを立ち上げてから『マッスル八犬伝』『笑いすぎたハムレット』そして『キーマン』と役者の道を着実に歩んで来た中村JAPANメンバー、その彼らが久し振りに肉体だけで勝負する。2幕30景。1景1景にストーリーがあり、最低でも1人20役はこなさなくてはならない、かなり難易度の高い構成です。しかも全構成の60%は《笑い》をちりばめている、果たしてメンバーは?
見事に答えてくれました。ダンスや笑いが大好きなインドネシア人に、言葉を使わなくても肉体だけで会場を湧かせて来ました。僕にとっても久々の手応えでした。文化交流とはいえ、勝負は勝負である。勝ち負けではないが、存分に楽しんで頂けた事、涙が出るほど嬉しかった。
今、インドネシアは笑顔と明日への活力に溢れています。そんな国で《笑いと明日への活力》をばらまいて来たので、首都ジャカルタは大変な事になっています。エネルギッシュで笑顔に溢れて手がつけられません。ぜひ皆さん一度お出かけ下さい。素晴しい国です。
メンバーの成長、そして自分自身、作品への拘りの再発見。とても有意義な文化交流でした。12月の凱旋公演はジャカルタ公演をそのまま上演いたします。ただし開演前に僕がインドネシア語で挨拶をする所は、それをまた日本語に同時通訳をして、と言う意味があるんだかないんだか、よくわからないオープニングでスタートします。 今年最後の《笑い》を、そして《来年への活力》をお届けします。是非、御覧下さい。

中村龍史

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