2001年12月8日「マッスルミュージカル」は誕生しました。テレビの深夜番組で集められた菌にを筋肉自慢の男女数十名、エンターテイメントとは無縁のアスリート達が必死にパフォーマンスした姿を思い出される方もいらっしゃるでしょう。彼等の身体能力と僕の忍耐能力から生まれた、新しいジャンル、スポーツミュージカルです。
あれから13年、中村JAPAN「マッスルミュージカル」は、確実に強化変化進化を重ねました。ただ力まかせのパフォーマンスではなく、笑い、ストーリー性、歌、ダンス、そして演劇的な間や空間を取り入れ、我が国唯一のノンバーバル(セリフの無い)スポーツミュージカルのジャンルを築き上げました。
今回のテーマは「遊」まさに遊楽(音楽を奏して遊びを興ずること)。
広辞苑をひくと、遊ぶとは「日常的な生活から心身を解放し、別天地に身をゆだねる」とあります。日常を忘れ、華やかな舞台芸術に身を委ね、肉体の素晴らしさに驚嘆する。
要するにマッスルミュージカル“遊”は「浮き世の憂さを忘れ」楽しんで頂ける時空間です。
遊び心を忘れ、電子機器に惑わされ、過激な情報に翻弄される現代だからこそ、アナログな世界を体感する事で、脳や心のバランスをとる事が大事です。
是非ごゆるりと、アナログで高温多湿な歌舞音曲舞台芸術をお楽しみ下さい。
中村JAPAN「マッスルミュージカル」は、参加型スポーツミュージカルです、一緒に歌って、踊って、笑って、汗を流して遊びましょう。
中村JAPANドラマティックカンパニーは、2020年東京オリンピックに向け、日本を代表するサブカルチャーとして、良質な作品を提供し続けます。
中村龍史
~マッスルレジェンド「遊」2014パンフレットより~